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本物の漬物と煌く人間模様

あれからずいぶん長い時間が経ってしまった。こんなブログを見てくれていた人なんて皆無に等しいのだから誰に気兼ねすることもない訳ではあるが申し訳ないと言っておきたい。

信ONからFF14に移り、そしてDQXと続けたがそれもブログ更新とともに止めていた。やめた理由は色々とある。色々ありすぎた時間だった。文字通りたくさんの色に染まった時間だった。
それをここで感慨に耽り書くつもりはない。まぁ説明がかなり長~くなるというのもある。それにそんな駄文を親愛なる諸兄に読ませるわけにはいかない。

と、ここまで書いて不思議に思った自分がいることに気づく。「なぜおれはまたブログを書く気になったのか」
冷静に手を止めて自分の精神世界の中に落ちてブログ復活の理由や要因について考えてみる。格好いいこと書いてみたが答えはすぐにみつかった。

「また書いてみたくなったから」

たくさんの人に怒られそうだけれど、本当にこれだけ。やめた理由となった事柄が解決または解消もしくは区切りがついた、或いは忘却したというのもあるが単純にまた書いてみたくなっただけ。
「おれはなんて単純な人間なのだろう」とあらためて思う。よく「不思議な人」、「まるで人間以外のものと話をしているみたい」、「変人」などという評価をもらう(個人的にはとても巧いほめ言葉と捉えている)が、なんのなんの蓋を開けてみれば実に単純で実に人間らしい生き物なのである。
それを分かってほしいと思ってはいるのだが、いかんせん伝える手段が悪いか、或いは伝える能力に乏しいか、おれのことを本当に理解してくれているのは親を除いては一人か二人ぐらいなものである。
もっとも一人もいないよりはかなりマシなわけで、おれはこの一人か二人の人間を生涯大切にしなければならないと確信している。もし蔑(ないがし)ろにするようであればそれこそ人間失格ではないか。

「本物の漬物と煌く人間模様」

久しぶりのブログ執筆に対してこのタイトル。どうしてこうなった感満載の悪い見本だな。決してブログにこのような阿呆なタイトルを付けてはならないと思いつつ付けてしまった。

ふと立ち寄ったとあるBarでのお話。

そこは日本酒専門のBarで、地酒を中心に多くの日本酒が楽しめるBarである。その日は週末ということもあり店内はたくさんの客で賑わっていた。客層はというと、近年の塩麹ブームも手伝って大半が女性客で男性はおれと別グループの5人ぐらいだった。
なかなかいい店を見つけたなと思いながらマスターにお酒を注文する。注文したのは「飲み比べ3種」。地酒3種類を飲み比べて名前を当てるという趣向のもの。なみなみと酒が注がれた3つの猪口が目の前に運ばれてきて初めて照明や店内のクロスへのこだわり(気配りといったほうがいいか)が分かった。猪口の中に書かれた二重丸が見やすいのは日本酒が好きなものとしては大変喜ばしいことなのである。
さて運ばれてきた猪口の左から順に手に取り角度をあれこれ変えては濁りや不純物を確認していく。次は香り。そして最後に一口含み鼻から抜ける香りと味わいをじっくりと堪能する。おれはまぁそこまで「通」ではないのではっきりわかったものは「梵」という酒ぐらいで、あとは全く分からなかった。

ともに日本酒が好きな友人と日本酒談義に華を咲かせたところで、ふとあたりを見渡せば空き席がおれの左隣3席のカウンター席のみ。
すると2人の女性客が入ってきた。当然というかなんというか2人はおれの隣を一つ空けて座った。まぁそうなるよね。普通はそうだよね。とここまではよかった。そのすぐ後である。
なんと、あろうことか男性客が1人で来店したのである。これも当然ではあるが、その男性は一つしか空いていないわけだからおれの左隣に座った。だからなんだって言われたらそこまでの話ではあるが、どちらかといえば男性より女性が隣であるほうがいいに決まってるわけで、もし男性のほうが女性よりも早く来店していれば逆になったかもしれないのに、と訳の分からない悔しさを酒で流し込みおれは男性客に声をかけた。

「訛りがなくきれいな言葉遣いですね。地元のかたじゃなさそうですが出張かなにかですか?」
「ええ、東京からきました」
「お仕事で?」
「はい、出張というよりも転勤というか」
「なるほど。差し支えなければで結構なのですがなんのお仕事をされているのですか?」
「教授です」
「へ?」
「大学の教授をしております」
「おおー、なにを教えているのですか?」
「サイエンス・エデュケーションです」
「さいえんすえじゅ・・・なんですか?」
「サイエンス・エデュケーション、つまり科学教育学部ですね」
「それは・・・すごいですね・・・。」

そこから話を膨らませられるほどおれにコミュニケーション力はなかった。最初から日本語でいえばよくね?なんか好きになれんなぁと思いつつ外にタバコを吸いに出て戻ってきたらあらビックリ。
さきほどのサイエンス先生がその左隣(つまり先生の一歩前に入ってきた2人の女性客)と和気藹々と会話しているではないか。まさかこの女性2人はおれが持ち合わせていない会話引き出しスキルの持ち主なのか。だとしたらあのときおれの隣に座られていてもおれには太刀打ちできなかったわ。あぶねーあぶねー。そう思いながら会話を盗み聞いてまたまたビックリ。
なんとおれが聞いた内容とまったく同じことを聞いているではないか。

「お仕事で?」
「はい、出張というよりも転勤というか」
「なるほど。差し支えなければで結構なのですがなんのお仕事をされているのですか?」
「教授です」
「え?」
「大学の教授をしております」
「おおー、なにを教えているのですか?」
「サイエンス・エデュケーションです」
「さいえんすえじゅ・・・なんですか?」
「サイエンス・エデュケーション、つまり科学教育学部ですね」
「それは・・・すごいですね・・・。」

「それはそうと、ここはどこか観光地はありますか?」
「うーん、永平寺とか東尋坊とかですかね?」
「あー名前は聞いたことがあります。こっちにきたばかりなので色々と見て周りたいですね」
「お酒もおいしいですし、あとお魚もおいしいですよ」
「あーいいですねぇ。」

なんだ。なんなのだこの会話の弾みの違いは。サイエンスでエジュケーションしてもやはり男性だ。そりゃおれなんかより女性と話してたほうが楽しいよね。うん。
ってそりゃぁおれも一緒なんだよ。あんたが今座っている席にはもしかしたらそちらの女性が座っていたかもしれねえんだよ。大体ね、お魚美味しいって東京のほうが断然お魚美味しいから。築地なめんじゃねえぞまったく。

「ところで・・・」

おもむろに男性客が口を開く。もちろんおれに対してではない。隣の女性客に対してだ。

「このお漬物なんですが美味しいですね」
「えーそうなんですかー?一口もらっていいですかー?」
「ええ、ええ、どうぞ」
「うわぁほんとだー。すごい美味しいこれ。なんていうの本物の漬物みたい。」

これを聞いたときにおれの隣が女性ではなく男性客でよかったと心から思った。なんだよ本物の漬物って。漬物に偽者も本物もねえんだよ。
なにが言いてえんだ。ふざけんじゃねえ。と、ふてくされそして内心馬鹿にしながら、おれもその「本物」とやらを注文してみた。

やべえ、本物の漬物だこれは。いやいやイカンイカン。もっと表現力を高めるんだおれ。麹に長い時間漬け込まれた古臭い、よく言えば伝統的なお漬物。戦国時代にタイムスリップして漬物を食すことがあるとしたらこういう漬物なのだろうという、そんな味。麹ということでかなりクセが強いがこれがまた日本酒と合う。

長い時間ブログやオンゲを放置していた自分と、長い時間漬け込まれた漬物。

野菜たちはその時間経過の中で己の新しいタレントを引き出されていたわけだがおれはどうだ。新しい魅力を手に入れたか。いや手に入れてなどいない。むしろその反対で色んなことに対する意欲というものが失われていると感じる。
これではいけないんだよね。いつまでも新しいことに挑戦したいし魅力的であり続けたい。

忘れていたなにかを思い出させてくれた。サイエンス先生と本物の漬物。ありがとう。本当にありがとう。おれも立派な本物の漬物になりたいな。というところで〆

それじゃまたー

これからは頻繁には難しいけどちょくちょくとブログ記事復活させます。
ここまで読んでくれてありがとう。
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